2014年9月20日土曜日

広島大雨災害・緑井墓苑

全国規模の記録的な土砂災害となった広島の大雨から今日で1か月、あっというまでした。
21日の夕刻子供が緑井の墓地に会社の帰りに気になってしょうがないと、膝まで泥に浸かりながら見に行きました。その日はまだ水がかなり山から流れていて入れなかったと・・・。
危ないからまだ行かないようにと、言いましたが翌日会社の帰りにまた行ったのです。

800からあった墓石はほとんど流れ酷いことになっていたと子供から聞き、緑井の災害が我が家にも降りかかっていたことを知りました。
しばらく雨が続き危険なので行けませんでしたがやっと9月2日に行ってみて自然災害の恐ろしさに唖然としました。
数日前から数人の人が、とにかく通路を探すことからと、土砂を掘り返しておられました。

今までは墓苑の駐車場まで車で登れたのですが、静かな山林だった所に大きな谷が出来て道路が削られて人が歩く位しか幅がありません。谷を見るたびに目を覆いたくなります。

雨も止み少しずつ墓や遺骨を捜しに人が上がられるようになりました。土日は中学生や、ボランテァの人が少し入って下さり本当に感謝です。
生れて始めて土嚢を作りました。10キロの米袋位持てると思ってましたが運ぶには重いですね。連休は子供の友人や孫も手伝ってくれました。私はもっぱら掘った土を袋に入れるくらいでしたが・・・
大木が土砂と共に山のように横たわっているのでなかなか捗りません。
あちこちで、家族ぐるみで懸命に墓を探しておられます。
3週間何度か足を運び掘ってみますがうちは、まだ墓石もお骨も見つからず諦めかけています。

4年前に亡くなった義母、そして義父、これからどうやって弔えばいいのでしょう。
彼岸やお盆、命日は家族でお参りに来ていたものですが・・・
最近は子供も社会人になると休みがバラバラでなかなか、親兄弟一緒に来れることが少なくはなっていましたが、それでも墓があり、そこに遺骨があるからお墓に来ると亡くなった人に会えるような気がして、子供の事など報告したり守って下さいね。などとお墓にお話ししていたのですよ。
お盆に来た時によもやこんな事が起こるなど露にも思いませんでした。
今日あることがずっとあるのではないのですね。
このたびの事で本当に考えさせられました。雨降って地かたまるといいのですが。
うちはお墓の災害なので、まだ心の痛みですが、本当に被害に会われた方はまだまだ大変です。早い復興を祈っています。

          
                           
墓苑の上の山林だった所、この上から山が崩れるなんて。


墓苑に上がる道、左は車道だった。ここはもとは谷ではなくうっそうとした雑木林でした。

大事にいつも清掃していた墓石が無残です。

下にたどり着くまで何百キロもある石が重なっているので一つ一つ除けないといけません。
(夫、数年手を通してなかった作業服、捨てなくてよかった。)


墓苑から下に降りる道、墓苑から数百メートル下ですが土砂で塞がれています。この辺まで流れている墓石もあります。
すさまじい力です。向こうに見えるのは土砂に一階が埋もれた家です。
見るのもつらいです。

 

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