2014年9月28日日曜日

緑井墓苑 お骨見つかる。

今日、ボランテァの方たちが手伝って下さり、やっとお骨を見つけることが出来ました。
市からのボランテァは難しい問題が起きて中止になったのです。
が、個人で来られてるボランテァの方たちが何人かいらっしゃってて、手伝ってくださいました。
5日前は、まだ大木が何本も覆いかぶさっていたのが、取りはらわれていた。仮の道路が上まで出来て、重機も上がっていた。


今日はみつかるかも・・・と、何か起こりそうな予感!
1メートルは土を掘っただろうか…木の下になっていたので湿っていて柔らかく掘りやすい。
そのうち土台がきれいに現れ、墓石は何処かへ流れてはいたが、お骨がある可能性が・・・
あった!一つは骨壺は割れていたが、お骨が入っていた。そして他にいくつかの骨壺の破片と土交じりのお骨らしきものが見つかった。
良かった!やはりお骨がなくては・・・
長いこと見つけられずにごめんなさいね。
ボランテァの人がこれ、骨だね。と土に交じっているのを一つ一つ丁寧に見つけて探してくださる。
見かけは男っぽい若い男性だが繊細な所作で心配りも出来る方で感動しました。
東北の震災、八木、とボランテァを続けられている。もちろん普段はお勤めされておられるそうです
40代とみられる女性の方も華奢な体でスコップを持って人のために一生懸命掘って下さる・・・
なんとありがたいこと。小学生と中学生の子供とその友達にも声をかけて来てくださった。
秋晴れの、本当なら家族で休日をリクレーションに楽しまれるところでしょう。
こんな優しい方たちに一緒に見つけてもらえて本当に良かった!

これで一安心、あとは土砂が片付いていけば墓石もみつかるかも知れない。
一番祖父母の事を気にしていた長男を退院したてだったのに連れて行ったのが通じたのかと思う。
三人の方々そして四季が丘中学、小学校の子供たち、本当にありがとうございました。

本当にボランテァの心根のある方たち・・・優しいお気持ちが嬉しく思いました。

                             
                                  

廿日市から7~8人の子供たちを連れてボランテァ下さった
御薬袋(みない)さん、笑顔が素敵な方!


左から御薬袋さん、岩国から来られた岸菜さん、大きな石を軽々運んで下さりとっても頼もしかった!
友人の〇〇さん。(お名前わからず。)出会えて良かったです。感謝!

やっと弔うことが出来ました。

銭廣さん。災害の初めからずっとボランテァに来て下さって、土砂で何もわからない時から
通路をみつけて掘って下さった。 ずっと頼りになりました。 

これで、ひとくぎり・・・たくさんの善意の心を頂き感謝です。

まだまだ遺骨の見つからない方がたくさんおられます。望みを捨てないで頑張ってくださいね。


 

2014年9月26日金曜日

広島大雨災害 ・緑井墓苑 2

TVのニュースや新聞の報道のお蔭で少しずつボランテァのかたが増えてきました。


23日には彼岸の法要があり、200人位は来られたでしょうか・・・墓地にこのように大勢の人が一度に来られることは今までなかったです。
  墓石が流され遺骨も殆ど見つからない人がほとんど、それぞれの胸中はいかばかりかと察します。
人力では限界があり、山が崩れた所に防災工事が始まる予定となりそれにともなって
仮の道路が作られるという事で大木など、妨げになっている物が運び出されるらしいです。
しかし、墓地の土というのは産業廃棄物としては処理できないらしく運び出せないそうなのです。

覆いかぶさった大量の土砂がある限り、埋まった遺骨を探し出すことは困難です。随分土砂も土嚢に入れられ両脇にかたづいて来ましたが、その土嚢を置く場所が山のようになっているのです。
まるで行き場所のない原発の汚染土のようです。

見つかったとしても骨壺が割れてどれが誰のものなのか不明な状態なことが多いのも事実です。

それでも一縷の望みを託して毎日遺骨を捜しに来ている人もいます。
遺骨には魂がそこにあるような気がするものです。だから墓にお参りに来るのです。

肉親ならなおのこと諦めずに探したい気持ちがわかります。しかし、現実は・・・厳しい。
されどみつけたい。
このたびの事は自分自身にとって色々なことを考えさせられました。
自分が持っている信念の様なもの、それは何が何でも大切な事なのか・・・
大切な事を忘れてないか・・・
まだわからないけど少し頭が冷やせたような、ちょうど広島で起きたこの前代未聞の災害の時に
子供が入院するという、W事件!  4週間ぶりにやっと明日退院だ。本当に自他共に、お疲れ様と言いたい。(ー_ー)!!


                                 

土日は城南中学の子たちがボランテァに。
感謝!右側のは二男。


さすが仲良し野球部!きっとこの体験は貴方たちの将来の宝石になる。


 


孫と孫の友人。有難う!
 

彼岸に法要が営まれた

お彼岸は、今までで最高の人出、家族で来られる人が多かった。
こういう時家族の絆を感じます。







2014年9月20日土曜日

広島大雨災害・緑井墓苑

全国規模の記録的な土砂災害となった広島の大雨から今日で1か月、あっというまでした。
21日の夕刻子供が緑井の墓地に会社の帰りに気になってしょうがないと、膝まで泥に浸かりながら見に行きました。その日はまだ水がかなり山から流れていて入れなかったと・・・。
危ないからまだ行かないようにと、言いましたが翌日会社の帰りにまた行ったのです。

800からあった墓石はほとんど流れ酷いことになっていたと子供から聞き、緑井の災害が我が家にも降りかかっていたことを知りました。
しばらく雨が続き危険なので行けませんでしたがやっと9月2日に行ってみて自然災害の恐ろしさに唖然としました。
数日前から数人の人が、とにかく通路を探すことからと、土砂を掘り返しておられました。

今までは墓苑の駐車場まで車で登れたのですが、静かな山林だった所に大きな谷が出来て道路が削られて人が歩く位しか幅がありません。谷を見るたびに目を覆いたくなります。

雨も止み少しずつ墓や遺骨を捜しに人が上がられるようになりました。土日は中学生や、ボランテァの人が少し入って下さり本当に感謝です。
生れて始めて土嚢を作りました。10キロの米袋位持てると思ってましたが運ぶには重いですね。連休は子供の友人や孫も手伝ってくれました。私はもっぱら掘った土を袋に入れるくらいでしたが・・・
大木が土砂と共に山のように横たわっているのでなかなか捗りません。
あちこちで、家族ぐるみで懸命に墓を探しておられます。
3週間何度か足を運び掘ってみますがうちは、まだ墓石もお骨も見つからず諦めかけています。

4年前に亡くなった義母、そして義父、これからどうやって弔えばいいのでしょう。
彼岸やお盆、命日は家族でお参りに来ていたものですが・・・
最近は子供も社会人になると休みがバラバラでなかなか、親兄弟一緒に来れることが少なくはなっていましたが、それでも墓があり、そこに遺骨があるからお墓に来ると亡くなった人に会えるような気がして、子供の事など報告したり守って下さいね。などとお墓にお話ししていたのですよ。
お盆に来た時によもやこんな事が起こるなど露にも思いませんでした。
今日あることがずっとあるのではないのですね。
このたびの事で本当に考えさせられました。雨降って地かたまるといいのですが。
うちはお墓の災害なので、まだ心の痛みですが、本当に被害に会われた方はまだまだ大変です。早い復興を祈っています。

          
                           
墓苑の上の山林だった所、この上から山が崩れるなんて。


墓苑に上がる道、左は車道だった。ここはもとは谷ではなくうっそうとした雑木林でした。

大事にいつも清掃していた墓石が無残です。

下にたどり着くまで何百キロもある石が重なっているので一つ一つ除けないといけません。
(夫、数年手を通してなかった作業服、捨てなくてよかった。)


墓苑から下に降りる道、墓苑から数百メートル下ですが土砂で塞がれています。この辺まで流れている墓石もあります。
すさまじい力です。向こうに見えるのは土砂に一階が埋もれた家です。
見るのもつらいです。