2014年10月2日木曜日

木口木版ワークショップ

まだ、災害の詳細が分かっていない時に広島美術館で版画のワークショップに
参加した。もう1か月以上前のことになりますがせっかくなので記録としてUPしておきます。
キャンセル待ちでしたが、入られることになり初めての木口木版を体験した。

広島市立大学の釣谷先生がとても優しく講習されました。
木口木版というのは柘植などの堅い木を輪切りにした面に彫るもので、繊細な表現が出来る。
銅板と違い、プレス機などがいらないので、家庭でも楽しめるのが木版の良いところでしょう。

工程も腐食などないので、強い有害な溶剤も使わず、地球にやさしいとも言えるでしょう。
木を彫るという作業も何年ぶりの事でしょう、急な参加だったので何も図案を考える暇もなく
思い立って、ブログのタイトルのたんぽぽをデザインしてみました。

たんぽぽの丸みが立体的でないなぁと、一色刷りの版画で表すはどうしたらよいものかと先生に相談、すると、中心を沢山彫ってみては?
確かにやってみると丸みが出た。
版画の表現は描いてみるのとはまた違うのだとわかる。
フランス製の2万円もするバレンも使わせてもらいました!!
この夏は版画というものの体験が色々出来てとても良い経験をしました。


                               
版画用インクをローラーにつける。

さまざまな形の道具(ビラン)を使い分ける。

指を切らないように向こう側へ(先生の手です(#^.^#))


下が掘った木版、上が紙に刷った出来上がりの作品
彫った所が白く出て彫ってないところが黒く出るので絵の方を白く残した方がよいのですが
たんぽぽの細い綿毛を残して彫るのは私の技術では到底無理だと思い最初からまるでメゾチントのような仕上がりを模索してみました(^_^)v

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